東京で久しぶりにマクドナルドに入ったら「一人席」が異常に多くなっていて驚いた。
先日久しぶりに東京へ行った時に思った事。
- 数日間東京に行く用事があって、一日休みがとれたので、おのぼりさん観光してきた。まずブルーボトルコーヒー行ってきた。
- 数日間東京に行く用事があって、一日休みがとれたので、おのぼりさん観光してきた。アップル直営店に行ってきた。
- 先日、上京した時に噂のタコベルに行ったけど、個人的には、ちょっと合わなかったかもしれない。
- それにしても11月の東京は「暑かった」
- 東京は、昔に比べて少しだけ静かな場所になったかもしれない。
に続く第6弾。
最近、ニュースなどでマクドナルドの業績が悪いという話を聞く。
圧倒的に「一人席が増えている」
いつもは、そんなにファーストフードなどは食べないが、私の中に都会=ファーストフードという連想があって、東京に来たら何だか無性にマクドナルドのハンバーガーが食べたくなった。
その店は、マクドナルドによくある「1階が注文カウンターと厨房、2階が客席」という間取りで、1階でダブルチーズバーガーとコーラのMサイズを買って、お盆を持って2階へ上がる。
階段を上がって驚いた。
一人用の席が異常に増えているではないか。
私が東京に暮らしていた頃から、窓際の席は、窓に向いた細長いテーブルに、カウンターバーに良くあるスツールみたいな椅子がズラッと並んだ「一人で窓に向かって座る用のカウンター・バー風の席」ではあったのだが、フロアの真ん中の一番いい場所は、2人掛けなり4人掛けのテーブル席だったはずだ。
しかし、今回東京のマクドナルドに行ったら、そのテーブル席が「相向かいに座った人の顔が見えないように、つい立てで隠した横長の席」に変わっているではないか。それも部屋のど真ん中の一番良い場所が。
要するに一人で自分の世界に浸れるような、つい立付きのテーブルが相当部分を占めていたのだ。
かつては、マクドナルドといえば、友人であれ、恋人であれ、複数人で遊んでいる時に「ちょっと時間が空いたから」「ちょっと小腹が空いたから」「ちょっと休んで行こうか」「ちょっと無駄話して行くか」といった感じでフラッと入るのが、主な使用目的だったのではないだろうか。
あるいは金の無い高校生(場合によっては大学生)などが、3~4人でテーブルに参考書を広げて試験勉強をしている姿も、時々みられた。
店の側も、2~4人で来る客をメインに想定して客席の間取りを決めていたはずだ。
窓際にズラリと並ぶ「窓に向かった一人用カウンター席」は、あくまで空間の有効利用に過ぎなかったはずだ。
それが、今回東京に行ってみて「一人席こそがメイン」というマクドナルドの方針に、ちょっと驚いた。
よく「お一人様」という言葉を最近目にする。
食事や様々なレジャーを「友達どうし」「恋人どうし」で楽しむのではなく、一人で楽しむ。そういう時間の過ごし方を総称して「お一人様」というらしい。
日本全体で、この「お一人様」は増加傾向にあると思うが、東京はその傾向が急速に進んでいるのかもしれない。
それはそれとして、久しぶりにマクドナルドのハンバーガーを食べた。
子供の頃、生まれて初めてマクドナルドで「ハンバーガー」というものを食べたときには結構感動した記憶がある。
しかし、いい大人になった今あえて食べてみると、まあ、なんというか、他のファーストフードが多少手の込んだ商品を出しているだけに、ちょっと味覚として普通すぎますな。
ハンバーグに刻み玉ねぎとキュウリの酢漬けのスライスを載せて、ケチャップをかけて、「アメリカ系のファーストフードが良く使う『真っ黄色な』チーズ」をかぶせてパンで挟んだだけ、という。
要するにケチャップ味だけなんだな。味覚的に。
これだと、いずれ飽きが来ちゃってリピートしなくなるよな。
「子供のころ食べた駄菓子の味って、ときどき無性に食べたくなるよな」的な利用の仕方はするかもしれないが。